Server Actions の戻り値には JSX を使える

Server Actions の戻り値には、シリアライズ可能なデータ型を返す必要があります。ドキュメントでは Server Actions の戻り値に JSX を使うことはサポートされていないと記述されていますが、実際には Server Actions の戻り値に JSX を使うことができます。ただし、公式にサポートされている仕様ではないので、思わぬバグを踏む、将来追加される機能に対応しないおそれがあることを理解した上で、使うかどうかを判断する必要があります。

Server Actions のフォームバリデーションにおいて useFormState でエラーメッセージを表示する

Next.js の Server Actions でフォームを作成する際に、どのような方法でバリデーションを行い、エラーメッセージを表示する際にどのような手段が考えられるでしょうか。プログレッシブエンハンスメントの恩恵を受けるために、サーバーサイドでバリデーションを行いその結果を表示する方法が効果的です。`useFormStatus` フックはこの一連の動作を行うために使用します。

forcusgroup で矢印キーによるフォーカスナビゲーションを実装する

カスタム UI ウィジェットを実装する際には、ウィジェットのロールに応じたキーボード操作によるフォーカスナビゲーションを実装することが求められています。従来このようなキーボード操作は JavaScript を用いて実装する必要がありました。`focusgroup` の提案は、このようなキーボード操作を独立して使用できるプリミティブとして提案されています。この機能を利用することで、開発者は JavaScript を用いることなく一貫したフォーカスナビゲーションを実装できます。

`history.replaceState()` にはブラウザによって呼び出し回数制限がある

`history.replaceState()` は、ブラウザの履歴を変更するための API です。使用例としてユーザーのアクションによる UI の状態の変更に合わせて、URL のクエリパラメータを変更することが挙げられます。この API はブラウザにより呼び出し回数に制限が設けられており、使い方を誤ると予期せぬ挙動が発生するおそれがあります。