新しいビルドツールの Farm

Farm は Rust 製の新しいビルドツールです。パフォーマンスを重視して設計されており、Vite と互換性のある JavaScript プラグインをサポートしているという特徴があります。バンドルの戦略には Partial Bundling というものを採用しており、モジュールのネットワークリクエスト数を削減するため、20 ~ 30 のファイルにバンドルするという特徴があります。

CSS の `@property` ルールでカスタムプロパティを定義する

CSS の @property ルールを使うことで、CSS のカスタムプロパティを定義できます。カスタムプロパティを定義することでプロパティの構文チェック、デフォルト値の設定、プロパティが値を継承するかどうかの設定などが可能になります。カスタムプロパティに誤った値が代入されることを防いだり、グラデーションのアニメーションなど、従来は実装が難しかった機能をサポートすることができます。

スタイルの適用範囲を限定する CSS の `@scope` ルール

`@scope` アットルールは特定のセレクタの範囲に限定したスタイルを適用するためのルールです。`@scope` のルールセットに 1 つの CSS セレクタを指定すると、そのセレクタがスコープのルートとなります。`@scope` ルール内のスタイルはそのセレクタの範囲内でのみ適用されます。

CSS のカスケードレイヤー `@layer` を使ってスタイルを階層化して管理する

CSS の `@layer` ルールは、カスケードレイヤーを宣言するために使用されます。カスケードレイヤーとは、スタイルの優先度をレイヤー(階層)に分けて管理する仕組みです。`@layer` ルールを使用することでスタイルの記述順や詳細度に関係なくスタイルを宣言できるため、新しい形式の CSS 設計を実現することができます。

CSS で条件分岐を行う `@when/@else` ルール

`@when/@else` アットルールは条件付きスタイルをまとめて記述するためのルールです。`@media` や `@support` の条件を `@when` にわたすことで、`true` の場合には `@when` ブロック内のスタイルが、`false` の場合には `@else` ブロック内のスタイルが適用されます。このルールを使うことでより簡潔なコードを書くことができます。

SVG アイコンの表示に mask-image CSS プロパティを使用する

mask-image プロパティは CSS でマスキングを行うためのプロパティであり、SVG アイコンを表示する際に有用です。mask-image プロパティを使用することで、外部の SVG ファイルを読み込みつつ、アイコンの色を CSS で指定することが可能になります。

Chrome の 組み込み AI Gemini Nano を試してみる

Chrome 126 から Gemini Nano という AI がデスクトップクライアントに組み込まれる予定です。Gemini Nano は Google の AI モデルの中で最も小さいモデルです。デスクトップクライアントに直接組み込まれることで、ユーザーの手元の環境で AI を利用できることが特徴です。開発者は JavaScript から Chrome に組み込まれた Gemini Nano にアクセスして生成 AI の機能を実装することができます。

CSS トランジションの開始時のスタイルを定義する `@starting-style` ルール

`@starting-style` ルールは、CSS トランジションの開始時のスタイルを定義するためのアットルールです。CSS トランジションの既定のルールでは前回のスタイル変更イベントでレンダリングされていなかった要素では、アニメーションが適用されない、`display: none` から他の値に変更した場合にアニメーションが適用されないといった問題があります。`@starting-style` ルールを使用することでこれらの問題を解決できます。

scrollbar-gutter CSS プロパティでスクロールバーの切り替わりによる画面のガタツキを解消する

子要素が親要素のボックスからはみ出した時、overflow プロパティの値が auto または scroll の場合にスクロールバーが表示されます。スクロールバーがクラシックスクロールバーの場合、スクロールバーの表示・非表示によりボックスの幅が変わるため、画面がガタつくことがあります。scrollbar-gutter プロパティを使うとスクロールバー用のスペースをあらかじめ確保でき、画面のガタツキを解消できます。

SvelteKit チュートリアル - 記事投稿サイトを作ってみよう

SvelteKit は Svelte と Vite で構築たフレームワークです。SvelteKit は Web アプリケーションを開発するために必要な機能を提供します。この記事では、SvelteKit を使用して記事投稿サイトを作成するチュートリアルを紹介します。記事投稿サイトは、記事の一覧表示、記事の詳細表示、記事の投稿、記事の削除の機能を持つシンプルな Web アプリケーションです。

Svelte v5 で導入されるスニペット機能

Svelte v5 ではスニペットと呼ばれる新しい機能が導入されます。スニペットとは、コンポーネント内で使用できる再利用可能なマークアップのことです。`#snippet` ディレクティブを使用してスニペットを定義し、引数を受け取ることができます。スニペットを呼び出す際には `@render` ディレクティブを使用します。またスニペットは単なる値として扱われるため、コンポーネントの Props として渡すことができます。

楽観的更新を行うための React の useOptimistic フック

React v19 では楽観的更新を行うための `useOptimistic` フックが導入される予定です。楽観的更新とは、ユーザーの操作に対して非同期処理の完了を待たずに UI を更新する手法のことです。楽観的更新によりユーザーの操作に対して即座にフィードバックを提供できるため、UX の向上につながります。